今、日本はそれどころではないみたいだ。

進展なく「撤退期限」 イラク日本人人質事件 (共同通信)
バグダッド28日共同】イラク日本人人質事件は28日、香田証生さん(24)=福岡県直方市出身=の殺害を予告したイスラム過激派が陸上自衛隊の撤退期限とした同日夜(日本時間29日未明)を前に、有力イスラム聖職者組織が仲介協力を事実上断念。犯人側との交渉が実現せず解放に向けた動きのないまま、事件は重大局面を迎えた。日本政府は緊迫感を募らせ、米軍などによる救出作戦も視野に、香田さんの所在確認に全力を注いだ。
 政府はイラク暫定政府と緊密に連絡を取り合っているが、小泉純一郎首相は28日夜、記者団に「まだ(拘束)場所などは分かっていない」と難航ぶりを認めた。
 香田さんの母節子さん(50)と兄真生さん(26)は同日、中東の衛星テレビ、アルジャジーラで解放を訴えるため上京し取材を受けた。町村信孝外相も同テレビに出演、解放を訴えた。

自分の意思でわざわざ退避勧告が発令されているイラクに行くという事は、この様な最悪の事態に巻き込まれても構わないという気持ちもあったのだろうか?
このお方の軽率な行動のおかげで大勢の人が振り回され、税金が使われる事に不満がある人間も大勢いると思うのだが、↓のような事は人としてどうかと思う。

実家への批判電話に対策 福岡県直方市や警察 (共同通信)
 イラクで人質となっている香田証生さん(24)の福岡県直方市の実家や同市の対策本部に、証生さんのイラク渡航や家族への支援を批判する電話などが相次いだことなどを受けて、同市は28日、日中は実家に市幹部が常駐するなどの支援を始めた。
 香田さんの父親の真澄さん(50)らと面会した同市職員によると、実家には「どうしてこんな時期に渡航したのか」といった内容の電話が数十件、夜通し続いたという。
 同市職員は詳しい内容を明らかにしなかったが「相当ひどいことを言われている。父親はショックを受けていた」と話した。家族らは非通知の電話には出ないようにするなどの対策を取っているという。

 また同市の対策本部にも「誰のお金で家族を助けているのか」「なぜ市が支援しなければいけないのか」といった批判や疑問の電話やファクス、メールが相次いでいるという。